毎日が〇〇曜日

元公務員の管理栄養士がスポーツ栄養士を目指す道のり。小学生男児1号、2号との日常を綴るブログ

社員食堂の画期的な取り組み「揚げ物税」

ネットニュースでもテレビでも話題になっていたのだが、ヤフーの社員食堂で面白い取り組みがされている。

揚げ物税の導入ということらしい。

「揚げ物税」という名の値上げで、揚げ物を100円値上げして、魚料理を150円安くするという取り組みだそうです。

社員食堂の人気メニューベスト10では、ほとんどが肉料理で、魚料理が全く入っていなかったとか。

肉料理や揚げ物料理を食べる社員が多い➡️脂質をとりすぎる社員が多いということから、社員の健康管理を担うための取り組みのようです。

金額が同じなら肉を選んでしまう人でも、金額が安いのなら魚を食べようと思ってくれるかもという狙いもあるのでしょうね。

 

少し前に流行ったタニタ食堂も健康志向のもの。

「健診にひっかかった」と気にする人も多いだろうから、企業全体での取り組みって素晴らしいなと思うのです。

企業も健康管理をしっかりやらないといけない部分もあるでしょうから。

ほぼ毎日食べるであろう食堂からアプローチすれば、1日のうちの1回は健康的なメニューになるわけで、「気がついたら健康になった」「体重がへった」となればいいのかもしれない。

まぁ、金額が高くても好きなものを食べたいという人もいるし、混んでいるところには並びたくないという人もいる。

それはそれで仕方ないけれど、いろんな企業でやってほしい取り組みだなーと思ったのでした。

社員食堂で食べることが前提となっているところだったらよいけれど、社員食堂で食べなくても済んでしまうところだとなかなか難しいかもしれない。

 

以前、上司が言ってたことを思い出した。

「食堂のメニューを食べていたら、知らず知らずに健康になったってならないかな。」

その時は「健康的なメニューを選べばいいじゃないですか?」って何人かで言ってはみたものの「そういうメニューは選ばない」「お酒大好きで毎日飲む」って感じだったので「それじゃ無理だよ」って思ってた。

そのメニューしか選べない、食べるしかないってことであれば期待できるかもね、みたいな。

企業ぐるみでの取り組みを、社員ひとりひとりもしっかり取り組むとよい結果がでそうな気がします。

 

私が特定保健指導で行っている事業所でも、是非、そんな取り組みをやってほしいです。

メニューはたくさんあって、もちろん健康メニューもあるし、選ぶものがいろいろある。

保健指導で「魚のメニューを選ぶ」「定食を選ぶ」と目標をたてていても、並びたくない、好きなものに並んでしまうなどと言われたりもして、なかなか目標の実践が難しい人も多くて。

そんなところでも、魚が安くなれば選ぶ人は増えるかなぁ。

 

魚が安くなるのは、私は嬉しい。

近場にそういう食堂ないかなぁ。