毎日が〇〇曜日

元公務員の管理栄養士がスポーツ栄養士を目指す道のり。小学生男児1号、2号との日常を綴るブログ

なんちゃってダイバーが学校で行う着衣水泳について思うこと

今度の金曜日に着衣水泳があるんだ。

そうなんだ~。

2リットルのペットボトル持ってくるようにだって

あぁ~!浮き輪代わりにするんだね。

そうそう。

この前の2リットルの空容器あったよね?

うん、持っていっていい?

いいよ。なかよく洗いなさいね。

「仲良く洗いなさい?」

ちがーう!「中、よく洗いなさい」だ!

という話は置いておいて・・・

最近、学校では洋服のまま、泳ぐという授業が行われる。高学年だけなんだけど。

子どもたちは、楽しみにしていて浮かれているようであるが、着衣で泳ぐのはそんなに生易しいものではない。

まあ、大変だということを思い知るがよい。

 

どんな目的で実施されるかWikipediaさんに聞いてみた。

「着衣水泳の指導は、河川や湖などでの落水あるいは船の遭難の際に用いる護身術の習得を目指し、泳いで岸までたどり着くか、浮くことで救助隊が到着するまで生き延びる技術の習得を目的とする。」とのこと。

さらに

「教育として行われる着衣水泳には、水泳指導の一部として『要救助者にならないための水中の諸技能を獲得することを目的とする着衣水泳』と、災害対策として『要救助者が安全に救助されることを目的とする着衣水泳』がある。前者は溺れないための基礎水泳技能習得やウォーターセーフティー教育の一環として、後者は水難被災時のシミュレーションとして実施されている。」

 

海や川などで、流されたとか、間違って落ちてしまったとか、そんな事態になったときに少しでも対処できる能力をつけるというものだと思われる。

これって、子どもたちだけでなく、我々大人だって必要なこと。

先生もしかり。

私たち保護者に対しても本当はやってほしいなと思う。

低学年の子達にも体験させるといいのにと思ったりする。

 

私、実はスキューバダイビングのライセンスを持っている。

妊娠してから潜っていないので、10年以上ブランクはあるものの、一応、レスキューダイバー。

でも、今は全く潜っていないので、なんちゃってダイバー(笑)

海の楽しさを知っている反面、海の怖さもわかる。

ドリフトダイビングと言って、海の流れに沿って進んでいくダイビングもあり、それはそれで楽しいのだけれど、潮目が急に変わり、流れに逆らって進もうとすると、全く進まないし、体力ばかり消耗するし、エアもガンガンなくなるし、、、なんてことも。

ウェットスーツや水着の場合は、体にフィットしているのでいいのだけれど、これが洋服だった場合、服が水を吸って重くなり、また抵抗があるので動きづらい。

無駄に動くと体力が奪われる。

 

着衣水泳の授業では

ペットボトルを浮きにして、浮くことを体験するのだと思う。

水着と違って、動きづらさを感じたり、水着より沈みやすいことも体感するだろう。

浮くことも難しいと思うが、とにかく呼吸だけは確保しなければならないので、鼻と口が水面に出るようにすることがポイント。

どうしても顔や目に水がかかるのが嫌だという子は多いだろうから、これをどう克服するかだと。

 

レスキューダイバーの講習の一環で

腰にウェイトを着けて、さらに手にも重りを持って、立ち泳ぎで5分というのをやった。

確か、5~6㎏の重りを身に付けていたと思う。

最初は胸より上が水面から出ていたのだけれど、だんだん沈んでいって首から上、さらに顔だけみたいになっていった。

立ち泳ぎするのも、細かく足を動かせなくなるので、沈みやすくなってくる。

重りをもっていたからというのもあるが、5分間の立ち泳ぎも、本当に大変だったのだ。

 

もし何かあっても、私は自分の身を守ることは可能だけれど、それでも冷静に対応できるか自信がない。

パニックになることだって予想される。

自分だってそれだから、ましてや他の誰かを守れるかといったら、本当に自信がない。

ここは海なし県。

だから、私は子どもたちを海とか川とかに連れていくのが怖くて仕方ない。

自分は散々、海に行ってたくせに。

でも、それでは困るだろうから、着衣水泳で体験して、少しでも何かを習得してくれたらと思う。

 

バシャバシャもがくのは無駄に体力を消耗するので、ひたすらじっと浮いていること。

だけど、子どもが溺れるときって、バシャバシャすることは少なくて、どちらかというと静かに沈んでいく。

だから、私たち大人が気付くことができるように、ちゃんと見ている必要があるんだろう。